2022年11月2日に、東京若手議員の会 東京市部研修を実施しました。参加議員から当日の感想が届きましたのでご紹介させて頂きます。
若手議員の会で、八王子市にある高尾山学園に視察に行きました。
高尾山学園は、登校できない児童・生徒のために設立された学校で(小・中一貫校)平成16年4月に創立されました。
生徒数は、99人。教職員数は、60人です。この数を見てわかるように、教職員数が多い。子供たちの困りごとにいつでも対応できる十分な数です。
黒沢正明校長にお話を伺い、子供たちに寄り添った授業について学びました。
・なぜ登校できないのか?
心理的、情緒的、社会的な要因や背景により、児童・生徒の状況も様々です。一人一人の心の安定を図ります。
・どんな児童・生徒がいるのか?
人とのかかわり方があまり得意でない児童・生徒が多くいます。3人以上を集団と捉える生徒もいます。
(基礎的・基本的な学力)
学力が十分に身についていない児童・生徒には「基礎的・基本的な学力」を育成する。
(心と健康のバランスを保持する)
自立・自律の心や感性の涵養、健康・安全の保持増進など。
心身のバランスの取れた成長を援助しています。
(理解してくれる大人の必要性)
理解してくれる大人がいる。そういう存在が重要だと校長先生は話していました。
(仲間づくりの必要性)
人間関係を向上させるスキルを学び「社会性」を育成することが重要であると考えています。
先ずは家から出ることが大切だと、黒沢校長は話します。
子どもたちを孤独にさせない。生きることへの自信、社会的な自立を促すことをねらいとしています。
適切な学習支援を行い、集団活動を通して人間関係をよりよく保つ力を養います。
高尾山学園には、家庭環境を知って、進学入学の節目節目で支援をつないでくれる制度があります。
不登校の子たちが通える特例校が、八王子市に倣って増えていくといいなと思います。
特例校が増える事で、これから全国の子供たちの未来が開かれることが期待されます。
立川市議会議員 石飛香織
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